2010年11月26日

センターに来るお客さん(冬編)

やんばるもすっかり冬モードになりました。
半袖では過ごせなくなり(たまに暑い昼もありますが)、朝布団から出るのが辛い季節がやってきました。
いつも青々と木々が茂っており、見た目からではなかなか四季を感じにくいやんばるではありますが、渡ってくる鳥たちや植物の変化が、冬の訪れを教えてくれます。

そんな冬の訪れの1つ

センダンの実が色づき始めました。
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すると、センダンの木から賑やかな声が・・・
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中央に見えるちょっと黄色っぽい木がセンダンです。

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木の下にはたくさんの実が落ちています。

拾ってみると・・・
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誰かが食べた跡のようです・・・

さてさて、見上げてみると・・・
sendantosirogasira.JPG
この写真からわかるでしょうか?
数羽の鳥がいます。

いつもだったら、渡りのシロハラやヒヨドリがたくさん集まってくるのですが、今年はちょっと様子が違うようです。
何だかシルエットも小さいし、鳴き声も違う・・・


その正体は??

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シロガシラです。

シロガシラ(ヒヨドリ科)
沖縄島、八重山諸島に分布しており、最近では粟国島や久米島でも確認されている。
沖縄島に生息するシロガシラは飼い鳥が逸出したか、あるいは屋外へ放逐され、1976年ごろから増えはじめて、分布を広げたものと考えられている。本亜種はタイワンシロガシラとされ、沖縄島全域に分布している。八重山諸島に生息するのは亜種ヤエヤマシロガシラとされる(改訂版沖縄の野鳥より)。チョウの幼虫や野菜、果実を食べ、沖縄本島南部ではレタスやスイートコーンに被害が出ている。


姿は可愛いのですが、ちょっと困りもの・・・。分布のだんだん北上しているようです。

このセンダンもあっという間に実がなくなってしまうのでしょう。

実はセンターにはもう1本たくさん実のついたセンダンが。
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こちらはまだ色づいてないようです。
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次はこの木が鳥たちのレストランになるはず。

しばらくの間、センター駐車場脇のセンダンレストランにおいて、シロガシラが観察できます。時折、ヒヨドリやシロハラも混じっているので(シロガシラの圧力に押されていますが)よ〜く観察してみてください。 モッチー
posted by yambaru at 11:31| 生きもの

2010年11月09日

チョウチョのオンパレード!

あわただしく、11月に入りました。
だいぶ空気も冷え込んで来ました。

せっかくネタはいくつかたまっているのに、
ついついブログの更新も遅れがちになってしまいます。

10月下旬、大宜味村内で遊歩道ルートの下見中に、
たくさんのチョウチョに遭遇しました!
あっけにとられるほど、多くの種類と数のチョウチョが飛び交っています。

※記事掲載後、チョウチョの種名にいくつか
間違いがあったことをご指摘いただいて修正しています。



リュウキュウアサギマダラ。
うすいブルーの模様がなんとも言えずきれいです。
IMG_9349リュウキュウアサギマダラ.JPG

こちらはアサギマダラ。
似ていますが色合いと模様がちょっと違います。
はるばる本州まで長い旅をするそうです。
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イシガケチョウ
面白い網の目のような模様です。よく地面にも止まっています。
IMG_9359イシガケチョウ.JPG

ツマムラサキマダラ。
オスの羽先の深いブルーが、羽ばたくたびにきらめいて本当にきれいです。

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こちらはペアです。
沖縄には近年土着したそうです。
IMG_9548ツマムラサキマダラ(ペア).JPG

ウラナミシロチョウではなくウスキシロチョウ
全身クリーム色で、近くで見るとなんだか宇宙人のようです。
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ナミエシロチョウのメス
黄色があざやかで目を引きます。
IMG_9399ナミエシロチョウ(メス).JPG

アカタテハ?かヒメアカタテハ??
これもまた初めて見ました。
IMG_9427アカタテハ?かヒメアカタテハ.JPG

キタテハ?ではなくツマグロヒョウモンのオス
太陽の光に透けて、模様がひときわきれいです。
IMG_9435キタテハ?.JPG

シロオビアゲハ
よく見る大型のアゲハチョウです。
IMG_9443シロオビアゲハ.JPG

アオスジアゲハ
青い模様がよく目立つチョウです。
IMG_9389アオスジアゲハ.JPG

小さな小さな、ウラナミシジミではなくクロマダラソテツシジミ
よく見るとかわいい顔をしています。
ソテツの葉に止まっていました。
IMG_9530ウラナミシジミ.JPG

優雅で美しいツマベニチョウ
フヨウの花の周りをふわりと飛ぶ様子が、たまらなく素敵です。
オレンジ色の模様が、いかにも南国的な雰囲気です。
IMG_9461ツマベニチョウ.JPG


わずか30分ほど、距離にしても100メートルほどの間で
これだけの種類を次から次に見ることができました。
まるで魔法のようです。
この秋の季節、あたたかく気温が上がった日にはとりわけ多く
見ることができるそうです。

チョウチョといえば、モンシロチョウやアゲハチョウぐらいしか
身近には見ていない(ような気がする)私からすると、まさに驚異です。
ここに載せた写真だけでも12種類。
(種名を調べましたが、間違っているものがあったらごめんなさい)

これもまた、身近に見られる生物多様性です。
やんばるってスゴイな〜と、また思った秋の一日でした。


by.K


posted by yambaru at 15:54| 生きもの

2010年10月29日

忍者のような生きもの

10月も終盤になって、今年ふたつ目の台風が通り過ぎて行きました。

前回(8/31)は停電をはじめ大打撃をうけたので、
今回も身構えていましたが、思ったよりも軽くすみました。

センター周りの様子を確かめに行き、ぐるりと歩いて戻ってきたところ、
足下をふと見ると小枝がくっついています。

はらおうとしたところ・・・
なにやら足が6本ありますexclamation

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じっとしているのですが、寄ってみると・・・

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昆虫のナナフシの仲間です。
緑っぽいものは多いのですが、こんな色合いで
さらにしましま模様のあるものは初めて見ました。


さらに寄ってみると、こんな顔です。
ちゃんと触角もあります。

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このあと、ゆっくりと歩き出しました。
細い足で体をささえ、左右に揺れながら、意外に早い足取りで進みます。

まわりに木の枝も置いて撮ってみました。
それにしても見事な擬態ですね。

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図鑑で調べてもらったところ、アマミナナフシという名前のようでした。
こんな面白い虫に、ひょこっと出会えるところがまた、
やんばるの面白さを物語っています。

台風後に、ちょっと心が和む出来事でした。
次は何に出会えるでしょうかひらめき

By K.
posted by yambaru at 15:33| 生きもの

2010年09月14日

サギ

日中は強烈な日射しが戻ってきて、まだまだ夏のような晴天も
見られますが、朝晩はだいぶ涼しくなってきました。
日の暮れるのも早くなり、やんばるにも秋の気配がただよってきています。

近くの田んぼには、真っ白いコサギたちの姿が
見られるようになりました。

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やんばるには「冬鳥」として飛来する彼らは、
繁殖を終えて南に渡ってくるようです。

白いサギには、コサギ・チュウサギ・ダイサギなど
色々な種類がいますが、コサギは飛んだときに足の先が
黄色いので見分けがつきます。
まるで靴下をはいているようで、面白いです。

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この季節、地元の各集落では、豊年祭や大綱引きなど、
昔から続く大切な行事がたくさん行われます。
みなさん準備にも大忙しのようです。

まだまだオオシマゼミやクロイワツクツクも
元気に鳴いていますが、季節は確実に移り変わっていきますね。
posted by yambaru at 15:55| 生きもの

2010年07月01日

庭に来るお客さん

ウフギー自然館の庭に細長い生きものが・・・
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ガラスヒバァです。
水辺でよくみられるヘビで、毒を持っていますが、おとなしいヘビです。

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よ〜く見ると、結構チャーミングな顔しているでしょ?

posted by yambaru at 11:31| 生きもの

2010年06月28日

アジサシの季節

梅雨明けして、やんばるはすっかり夏の日射し全開!になりました。

海沿いで、真っ白でスマートな鳥たちの姿を見かけるようになりました。夏に渡ってくる、アジサシたちです。


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やんばるでは、ベニアジサシやエリグロアジサシが見られます。
国指定鳥獣保護区である屋我地の辺りは、重要な繁殖地になっています。
写真は、真っ黒な帽子のような頭をしている、ベニアジサシです。

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ときどき海にダイブして、小魚などを捕らえて食べています。
ウフギー自然館の展示でも、写真の紹介と、「つながりカード」で取り上げています。

青い海、青い空に、とっても似合う白い姿が、いかにも夏らしい風景を演出してくれます。
やんばる方面をドライブする際は、ぜひ探してみて下さいね。



posted by yambaru at 18:57| 生きもの

2010年06月14日

細ーい体の乱入者

ウフギー自然館の事務室で仕事をしていたら、
ぱたぱたっとまたお客さんが迷い込んできました。

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ほそい体、うすーい羽、黄色みがかった色が涼しげです。
リュウキュウルリモントンボのメスのようでした。
オスはきれいなブルーの色が目立ちます。


上手に事務室のドアから入ってきたようでした。
大きさもわずか3〜4センチというところですが、
なごませてくれるお客さんでした。

posted by yambaru at 17:56| 生きもの

2010年06月11日

おはようございます・・・

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朝、玄関を開けたら大きな虫が出迎えてくれました。

オオシマゴマダラカミキリです。
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身近でよく見られるカミキリムシで、カブトムシやクワガタにも引けをとらない格好良さですが、ミカン農家さんが頭を悩ませている害虫でもあります。

のんびり動いていたので撮影させてもらいました♪

posted by yambaru at 15:46| 生きもの

2010年06月07日

メタリック!!

ウフギー自然館の入り口でメタリックな生きものに出会いました。
ナナホシキンカメムシです。
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背中にある七つの星(点)からナナホシキンカメムシという名前が付いたそうです。
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後ろから見るとパンダの顔に見えるのは私だけ??
posted by yambaru at 17:52| 生きもの

2010年05月28日

獲物(えもの)ゲット

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オオジョロウグモの罠!?じゃなくって、網にかかったハエです。
「あたしたちこれからおいしいエサをいっぱ〜い食べて大きくなっていくのよ。メタボもきにしないし!」
posted by yambaru at 12:02| 生きもの

2010年05月19日

標本?ではありません

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先日、ガラス窓にへばり付いたイシガケチョウを撮影しました。
模様が網の目みたいになっているでしょう。ウフギー自然館周辺でよくみかけます。
posted by yambaru at 14:29| 生きもの

2010年05月17日

珍客!?

センターにはときどき変わったお客さんが来ます。

展示にまぎれていますが、この中にそのお客さんが・・・
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近づいてみると・・・
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みつかりましたか?

今回のお客さんはリュウキュウハグロトンボでした。
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リュウキュウハグロトンボ
琉球列島の固有亜種。山間部の河川に生息。オスは金属光沢のある明るい緑色。メスは茶色っぽく、翅にある城の点が目立つ。


新しくなったセンターを見学しに来たのでしょうか?

次はどんなお客さんが来るのかな〜。
楽しみです♪


posted by yambaru at 11:59| 生きもの