こんにちは

上ARです。
五月五日のこどもの日に、梅雨入り宣言された沖縄

宣言初日は猛烈は雨に見舞われ、中止になってしまった野外イベントも多かったようです。
ウフギー自然館はやんばる内でも数少ない屋内展示施設。
たくさんの来館者で賑わいました。(イベントを楽しみにしていた皆さんにちょっとでも楽しんでもらえたらいいな…)
そんな梅雨入り前日の5月4日、ぎりぎりセーフの良いお天気の中

第2回やんばるミニ観察会を開催しましたので、そのご報告です


青空にうっすら伸びる雲が、強い日差しを和らげてくれて、この日も絶好の観察会日和。
長尾橋から鳥の声を聞き分けました

1分間、静かに鳥の声を聴いてみると、今回も5種類の鳴き声が聞こえてきましたが、
前回とは違って、ハシブトガラスの代わりにサンショウクイの「ヒリリ…ヒリリ…」と言う声が聞こえてきました。
聞き分けの後に少し解説をしていると、ハシブトガラス、アカヒゲの声も新たに聞こえてきました。
鳥との出会いは季節・時間のタイミング次第で変わってきます。
鳥の声を聞いた後はゆっくりお散歩気分で生き物探し…

生きもの大好きな子ども達が一生懸命探してくれます。

足元には細長〜いダンゴムシのような「アマビコヤスデ」がいました。
大人しくて"あんまり"臭くないヤスデなので子ども達の手の上に乗せました。
モゾモゾ歩いてちょっとくすぐったい…。
てくてくお散歩を続けると今度は…
センダングサの変わった花…


と思ったら「オキナワアズチグモ」

花のマネをして、花に集まる虫を狙っています。
このこも手に乗せて…

すごく大きくて立派!
お尻がコロコロ丸くってなかなか可愛いなぁ…なんて思っていると
もっと大きなクモを見つけてくれました!(男の子の手とほとんど同じ大きさ!)

「オオハシリグモ」という森に棲むクモ。
家の中に出てくる「アシダカグモ」と並んで、日本最大級のクモです。
私が今まで見てきた中で一番大きいかも


このクモ、なんと忍者のように水の上を走る事ができます。
夜行性で、大きくなるとカエルを獲物として食べることもあります。
本当なら、すばしっこくてじっくり見られないはずなのですが、
ほとんど動かず、触ってみると柔らかい…。
どうやら脱皮したばかりのようで、すぐそばに脱いだ殻がありました。

まるで2匹いるみたい。
脱皮直後はその生き物にとって、もっとも無防備で命の危険が高い状態です。
そっと元の場所に戻して…
脱皮殻は標本として持ち帰りました。
(見てみたい人は是非ウフギー自然館へ遊びに来てね!)
さぁ、さらに歩いてみましょう!
今度は木の葉っぱの上に注目

新緑から夏の間は、葉っぱを食べる虫を多く観察することができます。
イモムシ以外にも、ツユムシなど、夏に鳴く虫の子どもたちが葉っぱの上で休んでいます。
桑の葉っぱの上にさっそく見つけました。
何匹いるかな…?

なんと5匹!
この葉っぱは人気のカフェテラスなんでしょうね。
次は何がいるのかな?なんて歩いていると
ここで時間終了!
今回も皆さんのおかげでとっても楽しい観察でした。
歩けば歩くほどいろんな出会いがあって楽しいやんばるミニ観察会!

また次回をお楽しみに!
(梅雨が明ける6月後半にできたらいいな)
シ
posted by yambaru at 14:19|
イベント関係